建築工事と解体工事の分離発注
建築と解体の分離発注では、建築工事と解体工事を分けて発注することを意味します。
ここでは、既述したアスベスト解体ではなく、通常の解体工事のケースで説明します。
発注者が、ハウスメーカー(住宅販売会社)や工務店と、解体から建築までの一括契約をした場合、ハウスメーカーや工務店が元請となり、下請けとなる解体工事業者を選定します。
ハウスメーカーに一括して依頼すると、手間が省けて安心と思われるかもしれませんが、実際は工事費用の総額が高くなってしまうのです。
この場合、20~30%ほどの元請の中間マージン(利益)が解体費用に上乗せされます。
加えて、元請業者が下請業者に工事を依頼すると、そのマージンも10%ほど上乗せされます。その結果、何と90万円も高くなってしまうのです→図4参照
図4 元請業者経由の場合 |
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解体工事費 300万円 | |
元請マージン 60万円 | |
下請マージン 30万円 | |
合計 390万円 |
以下のケースでは、分離発注により、解体業者に直接発注すると中間マージンがカットされ、
逆に90万円も解体費用が安くなります!→図5参照
図5 分離発注の場合 |
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解体工事費 300万円 | |
コストカット分 90万円 |
このように、分離発注は、アスベスト解体工事の場合はもちろん、通常の解体工事においても多大なメリットがありますので、是非ご利用ください。
当サイトでは、優良な解体業者だけのご紹介ももちろん可能です。
ご不明な点は当サイトまでお気軽にお問い合わせください。
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