分離発注4つの注意点
既述のように、非常にメリットの多い分離発注ですが、注意すべき点もあります。
分離発注の注意点として、注意すべき4つのポイントについて以下に記載します。
1.施主が自らアスベスト解体業者を探すことを伝えること
まず、ハウスメーカーなどの元請業者から、アスベスト解体費用の見積もりを提出してもらいます。
その際に、自分でもアスベスト解体業者を探すことを伝えます。
この時点で難色を示す場合は、アスベスト解体費用をかなり上乗せしている可能性が高いと思われます。
2.信頼できる優良なアスベスト解体業者に依頼すること
分離発注によりアスベスト解体業者に直接発注しても、アスベスト業者がアスベスト飛散事故を起こしたり、解体業者によるいいかげんな解体で建築申請などに影響が出たりしては、せっかく分離発注した意味がありません。
ですから、信頼できる優良なアスベスト解体業者を見つけることが極めて重要です。
優良なアスベスト解体業者を選ぶ基準ですが、当サイトでは11項目の審査基準を設けています。各項目をご確認いただき、「実績豊富な法令厳守の優良業者」を選ぶための参考にしていただければと思います。
また、合わせて「悪徳業者の見分け方」もご覧ください。
ご不明な点は、当サイトまでお気軽にお問い合わせください。
3.発注者(施主)が工期の管理を行うこと
ハウスメーカーなどの元請業者に代わり、発注者(施主)が業者間の調整や工期の管理を行う必要があります。この点は発注者の方のご負担になりますが、これにより多額のコストダウンがなされるので、分離発注される方が増えています。
当サイトでは、過去にアスベスト解体を一緒に行ったことのある、優良なアスベスト業者と解体業者を一括してご紹介します。
そのため、アスベスト業者と解体業者との連携プレーが的確になされ、発注者の方の業者間の調整や工期の管理などのご負担を最小限に抑えることが可能となります。
4.三者での立ち会いを実施すること
既述しましたように、当サイトにご依頼いただいた場合、アスベスト業者と解体業者間の調整は問題ありませんが、新築する場合は住宅施工会社との調整が必要になります。
そのため、依頼する業者が決まった段階で、発注者(施主)・解体業者・住宅施工会社の三者で立ち会いを行うことが重要です。
三者での立ち会いを実施することにより、工事内容の確認ができ、トラブルを未然に防ぐことができます。
以下のような内容について話し合いをするとよいでしょう。
連絡先の交換
解体業者と住宅施工会社の連絡先を交換します。基本的に分離発注の場合、施主が工期の管理等を行う必要があります。しかし緊急時には相互に直接連絡を取ってもらった方が、話がスムーズに進むことがあるためです。
工事範囲
配管をどこでカットするか、ブロック塀をどこまで壊すかなど、新築計画に影響する可能性のある点について確認する必要があります。
工事時期
工事の着工と完工の確認です。解体業者に新築着工の時期を伝えておくことで、それに間に合うように解体工事を進めることができます。
以上4つのポイントを踏まえて、あなたにとって実りある分離発注を、的確に実施していただければと思います。
ご不明な点は、ささいなことでももちろん結構ですので、不安なことなどがあればお気軽にご相談ください。
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