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<アスベスト除去と解体工事の注意点①>

先日、ある設備会社より当サイトに連絡があり、福祉センターの改修工事を行っている際、配管エルボからアスベストらしきものが出たとのことでした。

当サイト提携の調査会社が分析すると、配管エルボとダクトからアスベストが検出されました。配管エルボとは、英語のelbow(肘)から来ていて、配管やダクトの曲がりやL字型の配管を意味します。通常、配管エルボから検出されるアスベストはレベル2で、今回もレベル2が検出されました。

レベル1の吹付けアスベストほどではないですが、比重が小さく発じんしやすく 注意が必要です。レベル2ですから役所への届出も必要になります。
結局、改修工事は一時中断せざるを得なくなりました。

また、別件ですが、今度はある東証一部上場企業の倉庫の解体工事に関する話です。解体業者から当サイトに、この倉庫のアスベスト除去の見積依頼がありました。その解体業者は、設計図書から判断してアスベストが使われていると思い込んでいるようです。5社以上の競合の中、他の会社もそう決め込んで、アスベストありきでの見積もりを提出する必要に迫られています。

しかしながら当方としては、決めつけるのではなく、まずアスベスト調査をすべきではないかとアドバイスしました。

と、その矢先、何と今度はその該当企業(施主)の役員の方から当サイトにお電話がありました。アスベストに関して不安があるので、検索しているうちに当サイトを見つけて、連絡されたのです。

アスベスト運営責任者の国松がその役員の方と30分近く色々とお話し、最後にアスベストの調査のご依頼を頂きました。

後日、当サイトの専門調査員と国松が先方にお伺いし、3検体を採取しました。
そして分析の結果は・・・、何とアスベストは検出されませんでした。


この二つの事例から何が導き出せるのでしょうか?
それは、「事前調査の重要性」です。

前者の場合、改修前に事前調査を的確に実施しなかったため、作業途中で配管エルボにアスベスト含有の可能性があることにようやく気づいたわけです。

また、後者の場合は、大規模案件であることも起因し、解体業者がアスベスト調査をせずに、競合に勝つための見積作成に躍起になってしまったわけです。

両者とも、設計図書の調査や現地調査を的確に実施すれば、何の問題も起きない案件なのです。

前者の設備会社は、資本金50億円以上の大手の会社です。
ですが、アスベストについては全くと言っていいほど知識が不足しています。

後者の解体業者の場合も同様です。アスベストの知識が不十分なため、設計図書に記載されている「石綿」と言う文字を信じてしまい、アスベスト調査をしなかったわけです。

以上の事例から、会社が大手だからとか、設計図書に記載されているからとかではなく、設計図書・現地調査、そして不明な場合は検体を採取して分析するという基本的なことがいかに重要であるか、ご理解いただけたと思います。

アスベストに関しては、専門業者以外は本当に知識と経験が不足しています。大きな事故を起こさないためにも、専門のアスベスト除去業者に依頼することが肝要です。

不安な点はお気軽に当サイトまでお問い合わせください。

 


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