アパート・マンション・ビルの解体工事
アパート、ビル、マンションの解体工事は一般の家屋解体とは異なり、特定建設作業届けを作成・提出したうえでの着工となります。
解体工事が大がかりになるため、騒音や粉じん、重機やダンプの出入りによる振動などがどうしても発生します。そのため、水まき作業を十分に行いながら解体作業を進め、養生シート、防音シート、防音パネル、防災シートなど各種対策を施し、スムーズに解体工事が行えるよう養生しなければなりません。また、解体工事前に近隣の皆さまへのご挨拶や解体工事の作業説明を十分に行う必要があります。
解体作業には、処分される不要品(残地物、残存物)が排出されますが、環境に配慮してこれらをリサイクルする業者に依頼することをお勧めします。
大がかりな解体工事になるため、解体業者の解体工事実績が重要なポイントになります。
これから解体工事を依頼する建物の構造や建材を扱った経験があるかどうかを確認しましょう。事前にクレームやトラブル防止に努めるのは当然ですが、不測の事態が起こったときにどのような対処ができるかも大きなポイントとなります。
過去に何か問題が発生したことがあるかどうか、問題が発生したときどのように対応したかも確認してみることをお勧めします。
また、アスベストについては特に注意が必要です。
アスベストは1970年から1990年にかけて大量に輸入され、そのほとんどが建材に使われました。その当時の建物が老朽化し、建て替えの時期を迎えています。
前述したように、必ず事前調査を行い、アスベストが使われている場合は適切に処理できる専門業者に依頼しなければなりません。
事前調査については、当協会のグループサイト「アスベスト除去見積比較ネット」をご覧ください。
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