千葉の不動産会社様から、共同住宅の煙突アスベスト(カポスタック)除去のご依頼がありました。「カポスタック」は、耐火材メーカーのニチアス(旧・日本アスベスト)が1964~1977年に製造した代表的な煙突用の石綿断熱材です。
カポスタックには発がん性が強い茶石綿(アモサイト)が70~80%含まれ、劣化で飛散しやすく危険です。
超高圧水を特殊な回転ノズルから噴出させるウォータージェット及び自動洗浄装置を使用することで、煙突内部及び排煙管に使用されたアスベスト含有材を安全確実に除去しました。
煙突アスベスト除去は、【レベル2】の除去工事になります。
建物種別 | 共同住宅の煙突 | 工事期間/費用 | 5日/260万円 |
施工規模 | 直径φ 30cm 高さ15m | 工事内容 | 煙突アスベスト除去工事 |
1.施工前現況 | 2.上部単管足場組み立て作業 | 3.上部ブース養生完了 |
4.1階床養生作業 | 5.1階壁養生作業 | 6.建物全景 |
7.1階クリーンルーム設置 | 8.1階負圧除塵装置設置 | 9.高圧洗浄車設置 |
10.高圧ホース設置完了 | 11.煙突内アスベスト | 12.アスベスト除去完了 |
13.アスベスト除去完了 | 14.特別管理産業廃棄物搬出 |
カポスタックだけで、煙突5万本分の生産量があると言われています。煙突用の石綿断熱材にはこの他に「ハイスタック」などもあり、これらの大半は除去されずに残っている疑いが強いようです。
石締合有の煙突は、主に暖房や給湯用のボイラーの排気用煙突として、鉄筋コンクリート建物に付随する構造が多くなっています。公民館、教育施設、病院、社屋、寮などに幅広く使われました。
劣化が進んだ煙突は解体しなくても、ボイラーの運転で、煙突の頂部から石綿が飛散しうることが複数の試験で明らかになっています。
このような煙突の構造や機能をよく知らずに石綿を除去して飛散させる事故が何件も起きています。
煙突アスベストは早く除去するか、完全にふたをしなければ非常に危険なのです。
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