石綿含有成形板の除去解体(レベル3) | アスベスト解体の無料一括見積ならアスベスト解体ネット

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アスベスト含有成形板の除去解体(レベル3)

アスベスト含有成形板(いわゆるレベル3)は、セメント等とともに成型されたアスベスト含有建材で、耐熱性、耐久性などの優れた特性を持ちます。そのため、建築物の内装、外装、屋根材などとして広く使用されてきました。

 

アスベストの危険性は、空気中に浮遊したアスベスト繊維を吸い込むことにより、数十年後に、肺がんや中皮腫などの病気を生じさせることにありますが、板状に固められたアスベスト成形板は、吹付けアスベスト等と異なり、通常の使用状態ではアスベスト繊維が飛散する可能性は低いと考えられています。

 

そのため石綿含有成形板等(いわゆるレベル3)は、特定建築材料(レベル1・2)となっていませんが、建築物の修繕、増改築、解体の際には、アスベスト成形板の破断・粉砕等によりアスベスト繊維を飛散させるおそれがありますので、材料を薬液等で湿潤化して手ばらしにより取り外しを行うなど、飛散防止対策に留意する必要があります。

 

特に、クリソタイルよりも発がん性が高いといわれるクロシドライト、アモサイトを含有している成形板(けい酸カルシウム板 第1種など)については、飛散防止に十分注意する必要があります。

 

 アスベスト含有成形板の主な種類

アスベスト含有成形板は、その多くが2004年まで製造されていました。1980年代まで製造されていた吹付けアスベストと比較して、ごく最近まで使われていたという点で注意が必要です。

 

アスベスト含有成形板の主な種類
(注1)すべての製品が製造終了年まで製造されていたのではない。
(注2)平成16年(2004年)10月に1%を超える石綿を含有する成形板の製造・使用等が法的に禁止された。平成18年(2006年)9月から0.1%に規制強化された。
出典:建築物に使われているアスベスト成形板の手引き(島根県アスベスト対策本部)

 

 アスベスト成形板の除去解体の流れ

アスベスト成形板の除去解体のフロー図は、以下のようになります。

 

1.事前調査
設計図書及び現場調査等によるアスベスト含有成形板の有無の調査

①図面調査②現地調査→詳細は当協会のグループサイト「アスベスト除去見積比較ネット」の該当ページをご覧ください
事前調査の重要性と3つのメリット 

2.事前準備作業
(1)作業計画書等の作成

①石綿作業主任者の選任 
②作業計画の作成

(2)必要機器・資材・設備の準備

①除去作業に必要な器具の準備
②保護具の準備
③休憩場所・更衣施設・洗面設備の設置

(3)処理工事実施の表示 

①各種掲示の設置
②立ち入り禁止区域の設定

3.除去作業準備 
(1)養生の実施 ①床、壁、設備機器への養生
(2)仮設工事の実施 ①足場等安全設備の設置
(3)設備機器等撤去作業

①作業場内の事前清掃の実施
②除去の妨げになる、照明器具等を撤去

4.除去作業
(1)アスベスト成形板の湿潤化 ①浸透しやすい材料(けい酸カルシウム板、岩綿吸音板等)は水又は湿潤剤の噴霧②浸透しにくい材料(Pタイル、スレート板等)は散水しながら除去
(2)アスベスト成形板の除去 

①保護具を着用し原形のままの手ばらしが原則 
②手ばらしにより除去した成形板は手渡しで運搬
③作業場内を水噴霧などで湿潤化する
波型スレートや屋根スレートなどの湿潤化に高圧洗浄機を使用すると、かえってアスベストを飛散させるので使用しないこと

5.清掃作業
(1)除去した建材の集積

①アスベスト成形板の分別・袋詰め
②アスベスト成形板を湿潤化し発じんを防止する

(2)施工区画内の清掃

①毎日の作業終了時、整理整頓、清掃を実施
②清掃中は保護具を着用

(3)養生・仮設物等の撤去 ①床、壁、設備機器への養生撤去②足場等の撤去
6.搬出・廃棄
(1)除去した建材の搬出

①安定型最終処分場で埋立処分
②マニフェストに「石綿含有産業廃棄物」と記載

(2)後片付け、仕上清掃

①破片やくずが残らないよう清掃
②HEPAフィルタ付き真空掃除機で仕上清掃

※アスベスト成形板対策マニュアル(東京都環境局)から当サイトが作成

 

※実際の施工写真は、当協会のグループサイト「アスベスト除去見積比較ネット」の該当ページをご覧ください。

 

埼玉県三郷市倉庫「石綿含有・波板スレート板撤去工事」>>

 

 

 動画で見る「石綿(アスベスト)含有建築物の解体・改修工事(レベル3)」

 

 

その他「アスベスト解体動画コンテンツ」はこちら!>>

 

 アスベストレベル3除去解体費用の目安

アスベストレベル3の工事費用の目安は、3,000円(税別)/㎡(アスベスト処分費込)となります。


例えばPタイル50㎡の場合は、3,000円×50=150,000円が目安となります。
養生(密閉措置)費用は含まれていませんので、養生が必要な場合は別途費用が掛かります。

 

レベル3につきましては、建材が多岐にわたるため、現地調査による詳細見積もりをお出しいたします。お気軽にお問い合わせください。

 

「アスベスト除去費用の目安(レベル1・2の場合)」はこちら!>>

 

「アスベスト解体費用の目安・費用例」はこちら!>>

 

 

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 アスベスト成形板が危険な理由

 1.使用量・種類が多く多岐に使用されている

吹付けアスベストは1974年までに約14万tが建物に使用されましたが、成形板は主な製品だけでも542万tも使用され、圧倒的に使用量が多いのです。

 

また、成形板は既述の通り種類も多いのですが、アスベストとセメントを混ぜて製造されたスレート板(波板スレート、住宅屋根用化粧スレート、スレート板)が約8割を占めます
。これらは事業用の建築物だけでなく、戸建て住宅などにも幅広く使われています。

 

 2.危険性の認識不足

東京労働安全衛生センターの外山尚紀氏の調査によると、実際に成形板を解体している現場内での石綿濃度は、空気1リットル当たり4350本のアスベスト繊維が存在し、平均でも2270本/リットルあったとされています。

 

日本産業衛生学会によるアスベスト繊維の空気中の許容濃度の勧告値は、クリソタイル(白石綿)で150本/リットル、毒性が強く発がん性が高いアモサイトやクロシドライトでは30本/リットルとされています(週40時間50年間働いた場合)。

 

この勧告値と比べれば、何とも恐るべき石綿濃度であることは言うまでもありません。4350本/リットルというデータは、天井のアスベスト成形板をバール(工具)で落とした時のデータです。成形板が破砕されるとこれほどの石綿濃度に上がるのです。

 

ですから既述したように、「湿潤化し、手ばらしする」ことがいかに重要かをお分かりいただけると思います。

 

「レベル3だから問題ない」と安易に解体すれば、このとんでもない高濃度の石綿を作業員が吸い、それが周辺環境にも飛散してしまうことになるのです。
日常生活においても、日曜大工などの際に、安易にアスベスト成形板を切断したり、穴を開けたりしてしまわないよう、注意が必要です。

 

下記にさまざまなケースのアスベスト濃度の図を掲載したので、参考にしてください。なお、下記のfはfiberのことで石綿繊維の本数を意味します。f/Lは本/リットル(空気1リットル当たりの石綿本数)を意味します。

 

あなたのまわりのアスベスト危険度診断(朝日新聞出版)

出典:あなたのまわりのアスベスト危険度診断(朝日新聞出版)

 

 3.リサイクル施設での破砕処理

安易な解体により、アスベストを含んだ廃棄物がリサイクル施設で破砕処理されてしまうと、アスベスト含有建材の拡散にも繋がってしまいます。

 

2010年8月、さいたま市で再生砕石からアスベスト含有建材が発見されたことが大きく報道されました。
再生砕石(いわゆる砂利)とは、建築物の解体等に伴い発生するコンクリート塊やアスファルト・コンクリート廃材を破砕し粒度調整したリサイクル材です。
そのほとんどが中間処理業者により生産、販売されています。再生砕石は強度的に弱いので主に路盤材として道路、駐車場等に使用されています。

 

その後、市民団体が敷設された再生砕石を全国345カ所調査し、何と343カ所でア
スベスト含有建材が検出されています。

 

軽微な場合も含め、解体・改修工事に際しては、的確にアスベスト含有建材の使用状況などを調査し、含有していないことが確認された場合以外は、適切な飛散やばく露防止措置を講じ、発生する廃棄物を適正に処理することが極めて重要です。

 

 

 

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